まんまるなおと

感じることを感じるままに。思いつくことを思いつくままに。

まあるい村の まんなかの おうち 〜おはなし〜

「まあるい村の まんなかの おうち 」

 

 

 

暖炉を囲んで 座り心地のよいソファが 大きなコの字に連なって

 


高い天井には大きな天窓

 


昼には透明 夜にはオレンジ色の 

 


ひろびろとした 空間

 


もふもふ猫ちゃんが うろうろ まったり

 

 

 

 


その空間をぐるっと囲んで住人たちの部屋の並ぶ 廊下が ぐるっと。

その空間を見下ろすように 2階の廊下が ぐるっと。

 

 

 

 


2階の廊下 にも 住人たちの 部屋が 並びます。

 


地下には

 


おもしろい 本が たっくさん

詰まった

秘密基地みたいな図書館の部屋も

ありますよ。

 

 

 

二階の住人は 部屋から 一歩出ると 柵に手をかけて

 

 

 

暖炉を 囲んで 寛ぎ 笑い合い 時にはケンカしている

 


ほかの住人たちを 見下ろすことができます

 

 

 

 


輪に加わらず さまざまな光景を 微笑ましく 見つめたり

 


階上から 輪に加わったり

 


その 距離が また 心地いいのです。

 

 

 

 

 

 

オレンジ色の 真ん中の 暖炉の 空間

 


その うしろには 長い一枚板の バーが あり

 


その奥に よく 光と 風の入るキッチンが あります

 

 

 

 


料理が 好きな 住人が 

 


焼き鮭定食 やら ピッツァ やら スパイスの効いたアジア料理やら 

 


タパスやら 

 


なんやら かんやら 作ります

 

 

 

お酒の 好きな 住人が 

 


すんばらしい生ビールを注ぎ 

 


色とりどりの カクテルを 作ります

 

 

 

外にはうっとり緑の美しい 芝生の ひろーいお庭が広がり

 


それを囲むように

 


さまざま 種類の 樹木が並びます

 

 

 

レモンやら 琵琶やら 果物の木だって あるのですよ

 

 

 

時期時期で 緑の なかに ポツポツ 赤や 黄色が 見えるのは

 


なんだか ウキウキ 嬉しいのです

 

 

 

 


お庭の一角には まあるく おもしろ美しくデザインされた 畑が あって

 


大地 と 太陽 と 雨 と 風

 


そして  

 


種と 住人たち の 楽しい気持ち を 栄養にして

 


すくすく お野菜 や ハーブたち が 踊り 育っています

 

 

 

 


お庭には 真っ白な ヤギさんがいて もぐもぐ 草を食べています

心のままに 芝刈りを してくれているようです

 

 

 

みんなのアイドル 豆柴ちゃんと とっても 仲良し

 

 

 

 


お庭には リスや 狐や 鹿 や フクロウ などなど などなど

野生の 動物さんも 訪れますが 

 


ヤギ とも 豆柴とも お庭とも 住人たちとも 程よい距離感で

 


仲良しです

 

 

 

 


お庭の 木に張られた ハンモックに寝転んで 

 


そんなみんなと ともにする時間は とっても静かで 賑やかで

 


豊かな時間です

 

 

 

 


お庭の 真ん中に 近くの川から 透き通った水を引いた 水舟がありまして

 

 

 

この おうちの ぷち大浴場 や 1人用お風呂 台所 

 


使われる 全ての水も おんなじ川から 引いています

 

 

 

とっても きれいで パワーいっぱいの やわらかい お水さん は

 


住人たちを  

 


身体の 中から 外から

 


癒し 力づけます

 

 

 

どの 季節でも ぴったり心地良い 温度 で 魔法みたい・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな おっきな みんなの 集まる おうちを 真ん中に

 


森の 中を 小道が

 


水脈のように 流れています

 

 

 

 

 

 

その小道の ひとつひとつの 行き止まりには

 


小さな ひとり用の小屋

 


それより 少し大きな ふたり用の 小屋 たちが

 


ぽつん ぽつん と あります

 

 

 

 


真ん中の おうちの住人が ときどきひとりになりたいとき用の 共用の小屋もあれば

 


ひとり で

 


ふたり で

 


こども と

 

 

 

暮らす 彼ら専用の 小屋もあります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森の村の 住人たちは 

 


たまに

 


ひとによっては毎日

 

 

 

真ん中のおうち に

 


ごはん を 食べに 行ったり

 


ぷち大浴場に入りに行ったり

 


遊びに行ったり

 


するのです

 

 

 

 

 

 

そのさらに外側を グルーーーーーーーーーっと囲んで 街が広がります

 


そこに在るのは

 


ほんとに 多種多様な おもしろい お店たち。

 

 

 

 

 

 

そこに 住む人も ちらほら いますが

 


ほとんどは 真ん中のおうち や 森のおうち の 住人が

 


やってる お店です

 

 

 

 

 

 

外側の まる から 内側の まる に 近づいていくほどに

 


心の中が 静かに なっていくような

 


そんな 創りになっています

 

 

 

まんなかのおうちより 森のおうちの方が 静かになるような気がするのに

 


不思議ですね。。。

 

 

 

 

 

 

そんな まあるい ひとつの宇宙 みたい な 村。

 


自然も 動物も 人間も

 


ほんとに 色とりどり 面白くて 美しくて

 


素敵なところ 

 


ですが

 


 

 


そんな 美しい 世界を 眺めることより

 


もっと

 


住人たち の お気に入りは

 

 

 

 

 

 

住人同士 での 心のやわらかああああいところ での 触れ合い です

 

 

 

 


ハグをしたり

真っ直ぐ目を見て おはよう や おやすみ を言い合ったり

ただ隣に座って星空や暖炉の火を眺めたり

しっとり話したり

一緒に歌ったり 踊ったり

一緒に ごはんを作ったり 食べたり

一緒に お風呂に入ったり

一緒にお酒を飲んだり

 


、、、

 

 

 

ふとした ときに

 


ひとり の 心が ぽわっと 開いて

 


それに触れた ひとの 心も それにつられて ぽわっと 開く

 

 

 

そんな瞬間

 


流れる 気持ちのいい涙

 


ふっと軽くなる 身体の感覚

 


ぷわぁぁっと 広がる 視界

 

 

 

思い出す ひとつである こと

 

 

 

 


この 世界に 安心して身を預け ただただ 愛として

 


自由に 遊ぶ という

 

 

 

それぞれの 世界の 創り直し が 起こること

 

 

 

 

 

 

ひとの そんな瞬間に 触れた ひとにも

 


水の波紋 みたいに 

 


広がっていく

 


その感じ。

 

 

 

その 全てこそ 住民 みんなの お気に入り なのです。

 

 

 

 

 

 

 


新しく 住む ひと いれば

 


旅立っていく ひと がいて

 


帰ってくる ひと も いれば

 


巣立って もどる ことの ないひと も いる

 

 

 

 


だから、

 


住みたいひと が 住めない ということは 起こりません

 

 

 

いつも いつも  

 


ちょうど ぴったり。

 

 

 

 


いつでも 

 


心が向いたとき

 


身体が向いたとき

 


魂が向いたとき

 

 

 

訪ねてみてください

 

 

 

ただし

 


あなた次第で

 


いけることになるときと

 


いけないことになるときと

 


いきたくないのに いっちゃうときと

 


いたいのに いられなくなっちゃうとき が あるようです

 

 

 

 


じぶんの

心 と 身体 と 魂に

 


嘘のつきづらい そんな場所なのかもしれません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仁淀ブルーの仁淀川の水が

 


びっくりするくらい 透き通っていて きれい なのは

 


とても とても 天気の変わりやすい

 


ところだから だとか。

 

 

 

中を ころころ 転がる 石たちは 

 


みんな まんまる です

 

 

 

 


変化し続ける ということは

 


澱みを生まないの ですね

 


そして 全てを まるく していく。

 

 

 

 

 

 

まあるい村の まんなかのおうち は

 


そんなところなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

変わること

 


お別れすること

 


 


とっても せつなくて さみしくて

 


わたしは 苦手 ですけれど。

 

 

 

 


“わたし”って 誰かって?

 

 

 

 

 

 

 


。。。

 

 

 

 

 

 

 


“あなた” ですか???

 

 

 

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