まんまるなおと

感じることを感じるままに。思いつくことを思いつくままに。

ぼくは作家

 

ぼくは作家だ

 

ぼくはぼくだけの世界を

みんなにも知ってもらいたくて

感じてもらいたくて

あわよくば

素敵 と思ってたもらえたら なんて

ちょっぴり期待しながら

書いている

 

 

ぼくは 死ぬほど傷つきやすくて

少しでも あれ?ということを

言われると

すぐに胸がギュゥっと締め付けられて

喉がキュウっと詰まったようになってきて

必死で 踏ん張ったとしても

結果 いつも 泣いてしまう

 

もう少し 昔だったなら

泣くのはみっともない 

かっこ悪い なんて言葉を信じていたから

ガマンもできていたけれど

いまではもう すぐに ポロポロ泣いてしまう

 

今日 は  書き方が 古い と 言われた

個性を出そうとしすぎている んだって。

 

ぼくは

あんまり傷つきやすいから

物語を書くのにも やっとこさ だし

それを人に見せるだなんて

もっと やっとこさ

 

でも、 やっぱり、ひとに読んでもらわないと

ぼくにとって

書く意味はないものだから

 

ぼくの近くにいる

誰よりもやさしい人にだけ

まずは 見せることにしてるんだ

 

いつも

とっても褒めてくれて

そうして初めて

ぼくは

もっと“書きたい”と思い始めてきたのにさ

 

今日は

そんなあの子の言葉で

泣いちゃった

 

もう 書きたくない って

思ったよ

 

だから

そう言ってやっちゃった

ぼくのこと いちばんちかくで

応援してくれてるひとなのにね。

 

一応 ぼくにも アタマはあるから

イヤイヤ あなたさんよ

これは あなたさんを責めているわけでもないし

どうやったらよりよくなるかを

提案してくれているだけだよ

 

ひとに届けるには

よりよい形の方がいいだろう?

なんて 声 は 聞こえてくるよ

 

優しい言葉だけが愛じゃない

厳しい言葉を投げかけてくれるひとは

有難い存在だよ

 

なんてね。

よく耳にする言葉だものね。

 

でも やっぱり 

ぼくは この手の言葉に

平気になれない

大丈夫にならない

たぶん いっしょう ずっと そう。

 

ぼくは

ぼくの中に

無数の言葉を持っていて

それを出したくて出したくて

たまらないけど

 

ぼくの世界をみんなが見たときに

楽しかったり嬉しかったり驚いたり

素敵な顔をするんじゃなくて

尖った目で

ぼくを刺してくるのが

痛くて 怖くて

いまもまた小さく丸まってしまうんだ

 

それでもぼくは作家 

だってそう思うと

嬉しいんだから

 

もしかしたら

いつか

誰かに覗いてもらえるように

ここに書いてる

 

ぼくの世界から

いいも わるいも

うえも したも

ふるいも あたらしいも

なくなって

 

ますます

ますます

喜び勇んで

ぼくが ぼくを表現しながら

生きられますように

 

 

ぼくの世界なんだから

 

ぼくが作れるはずだから。

とぅるーすチェイサー

 

ぼくは小学6年生の女の子。

いや、ほんとうは、

そう書くのは嫌なんだけど、

背負っているランドセルは赤いし、

こせき上もそうなっているらしいので、

そう言うしか ないじゃないか

 

ふん。

 

ぼくには大の親友がいて

そいつも女の子。

たしかあいつは自分のこと おれ って言ってた気がするけれど

 

きっと

あいつは 女の子って

言っても 嫌じゃないはず。

 

ものすごく偏屈で、天邪鬼で、

些細なことでぼくに いちゃもん をつけてくる、

嫌なやつだけど

 

ほんとうにものごとをよく考えるし

じぶんで見つけたほんとのことは

誰になんと言われても

貫く強くてかっこいいところもある

 

ぼくは あいつの そういうところと

馬が合って よく一緒にいるんだ

 

ぼくらはふたりとも

シャーロックホームズが好きで

あいつの両親がやっている

コンビニエンスストアの裏にある

物置の屋根の上に

秘密基地みたいな

事務所を構えて

少年探偵団をやっているんだ

 

その名も “とぅるーすチェイサー”

 

真実を追い求める者って 意味だ

頭文字のTCでロゴまで作ったんだぜ

 

ぼくらが ふだん なにをしているかといえば

早朝の誰もいない町を

ローラーブレードでパトロール

 

誰もいない朝の町は

なんだか特別で

ちょっぴり涼しくて気持ちのいい風を感じられるんだ

 

まだ だれも 足跡をつけていない

真っ白な世界に

いちばんに 泳ぎ出すみたいな

すてきな気分になれるんだぜ

 

ぼくは起きるのが苦手だから

いつもちょっとしんどいんだけど。

 

なぜ ローラーブレードか?って。

 

その方が 楽だし 楽しいからさ!

 

ぼくらは ときに

好きな女の子の家までこっそり行って

バラの花一本なんかを入れてきたり

 

友だちの家にこっそり行って

ぼくらの考え出した暗号で書いた手紙を

ことんとポストに入れてきたり する

 

だって

それをみた時のあの子は

どんな気持ちがするだろう?

どんな顔をするだろう?

 

ぼくらの気持ちが届くかな?

ぼくらの言葉がわかるかな?って

 

そんな心地は

たまらなく素敵だからさ。

 

そうやって

好きな子や

好きなやつの1日の中に

 

ちょっぴりの嬉しい や

ちょっぴりのびっくり や

ちょっぴりの なぞ を

 

お届けしているその感じが

たまらないんだ

 

変わっているかい?

 

やめておくれよ

ぼくは 変わっていると言われるのは

得意じゃないんだ

 

泣いちゃうぞ

 

もし言ってくれるなら

特別 と 言っておくれよ

そしたら 嬉しい

 

とぅるーすチェイサーのおしごとは

口コミで依頼が入るのだけれども

ぼくらは

ともだちが多くないもんだから

とぅるーすチェイサーを知ってる人も

ごくわずか。

 

となれば、依頼自体も

ごくごく僅かだ。

 

給食用の箸箱を失くしたから見つけてほしい とか

猫がいなくなったから探して欲しい

とか

くらいかな。。

 

依頼が入ったのは嬉しかったけど、

それらはあんまり面白くなかったから、

結果どうなったかは

あんまり覚えてないや。

 

だから、つまりは、だいたい、

頼まれてもいないこと、

好き勝手に

やっているのさ。

 

〜〜〜

 

さてさて。

時間は飛んで。

 

ぼくは いま 40さい。

どこにも属していない。

赤いランドセルは背負っていないけど

戸籍は変えていない

 

ぼくは 絶対 女性とは言いたくない

男性とも言いたくない

 

ぼくは ぼくだ

 

そう言えるだけ

ぼくは逞しくなったのかもしれないし

何周か回って

元に戻ってきたのかもしれない

 

ぼくは いま たまたま 

生まれたこの町にいる

 

ローラーブレードは履いていないけど

やたらめったら

この町を歩き回ってる

 

ぼくは ずっと ひとりで

とぅるーすチェイサー

やってきたんだな なんて考えながらね。

 

ぼくというニンゲンは

どんなことが好きで

どんなことが嫌いで

どんな瞬間を味わいたくて

いまここに生きているのか

ぼくがぼくに寛ぐとは どういうことか

 

ひとを愛するということ

ひとはどこに向かうのかということ

ぼくとぼくの大切なひとにとって

どんなことが大切で

真ん中にあるのかということ

 

ぼくは

とんだ見当違いのこともやりながら

その時々で最大限に

心地悪さ 不快感を味わっては

 

本来の ぼくのカタチに 日に日に

戻ってる

 

ぼくはぼくであるだけで幸せで

ぼくがぼくに寛ぐだけで

大好きな人を

幸せにするパワーがみなぎってくる

 

あんな顔が見られるかな?

こんな顔が見たいな!って

 

心躍らせて

胸高鳴らせて

小さな幸せを思う存分に

カラダいっぱいに

感じてる

 

ぼくは

ますますぼくにもどってく

とぅるーすをチェイスしながらね

 

あいつもどこかで そうしているのかな?

 

どうやら

解決することのないミステリーが

あるってことは

ぼくへの

素敵なプレゼントのようだ

 

これを読んでくれているきみの顔に

嬉しさ か 驚き か ? か

 

何か が

 

あってくれたらなって、、、

 

そんな風に

思いながら

ぼくは

むかしもいまも

相変わらずに

生きているんだよ

 

「さみしいのおと」がきこえてる

 

ぼくは目が覚めると

 

ここ、地球、にいた

 

 

だから、ぼくがどこから来たのか

 

わからない

 

 

どこに向かえばいいのかも 正直 わからない

 

 

 

いろいろ わからないから

 

ぼくの生まれた家にいた

 

おとうさん という ひと

 

おかあさん という ひと

 

あに という ひと を

 

観察して

 

真似をしてきた

 

 

 

こういうときは こうすればいいのか

 

ああいうときは ああすればいいのか

 

 

よりよいと思われる ひと の

 

真似をして

 

真似をして

 

 

ここでの 振る舞いを 覚えた ぼく

 

 

なんとか

 

周りのひとのように

 

振る舞えるようにはなったものの

 

 

 

いつまでも

 

 

みながそうするように

 

どこかを目指して 生きることは

 

できなかった

 

 

 

 

ぼくだって

 

なんども “そうなれたら”とトライはしてみた

 

 

優勝目指して 頑張って 野球をしたときもあるし

 

難関の大学に入るために 頑張って 勉強したこともあるし

 

ひとに喜ばれるようになるために 頑張って 介護の仕事をしたこともあるし

 

じぶんで稼いで“自立”できるように 頑張ったこともあるし

 

大切な誰かと結婚して家庭を持てるように

“理想的な”人間になろうと頑張ったこともある

 

 

 

 

それはそれで

 

目標があったり

 

達成したときには達成感があったり

 

その過程で 喜びがあったり

 

困難を乗り越える醍醐味があったり と

 

中身はあった

 

 

 

けれども

 

立ち止まって

 

静けさの中に

 

いてしまうとぼくは

 

 

じぶんの中のどこかから

 

あるいは

 

じぶんを通して広がっている果てしない宇宙のどこかから

 

 

「さみしいのおと」が聴こえてきてしまう

 

 

 

 

ぼくにとって

 

退屈が怖いのは

 

この、おと、を

 

 

いちばん しっかり聞くことになるからなのかもしれない

 

 

 

ひとと 離れるから でもない

 

ひとと 離れているから でもない

 

ひとりだから でもない

 

 

 

ほんとうは これを

 

「さみしい」と言い表していいのかも

 

わからない

 

 

 

ぼくは

 

そのおとを感じると

 

いつも たまらない気持ちになる

 

 

なにものでも誤魔化さず

 

ただただ感じてしまうと

 

胸がぎゅうっと痛くなって

 

涙が出てくる

 

 

 

不思議だね

 

 

 

 

ぼくはもう 

 

このおと を

 

聞かないようにするために 頑張ることはできない

 

 

けれども

 

同時に

 

 

 

ぼくにはまだ

 

このおと が  何なのか

 

わからない

 

 

 

ぼくは思う

 

これは

 

ぼくが地球にいる間はなくならない

 

 

 

そして思う

 

気づいているかどうかは別として

 

この地球にいる

 

すべてのひとに

 

このおとは聞こえている

 

 

 

 

ぼくは

 

思う

 

 

できることなら

 

 

いつか

 

 

「さみしいのおと」を

 

 

 

ぼくではない

 

だれかと

 

一緒に

 

 

 

聞いてみたいんだ

 

 

 

 

 

 

 

ぼくが

 

いちばんくつろげる

 

 

“さみしいのおと”が

 

聴こえている

 

“ここ”から。

まんまるマンション

 

都会の一等地に

 

それは立っている

 

 

シンプルで品のいい

 

緑あふれる高級マンション。

 

 

まんまるマンション。

 

 

 

エントランスのところには

 

とってもカッコいい門番のひとが

 

両脇にふたり。

 

 

入ってすぐの

 

右手にコンシェルジュ

 

笑顔で座る

 

ホテルのフロントのようなところがある。

 

 

 

 

マンションというより

 

ホテルに帰ってきたかのようで

 

 

帰るたびに

 

嬉しくなる。

 

 

 

 

このマンション、

 

頼めば ルームサービスもできるし

 

お部屋の清掃もしてもらえる

 

 

あ、

 

なんなら、

 

 

こどもを見てくれる信頼できるナニーも

 

フロントに言えば手配してくれるし

 

 

 

話し相手や

 

遊び相手

 

のみ相手がほしいときにも

 

 

最高の相性の“トモダチ”を

 

手配してくれる

 

 

 

 

 

マンションの住人は ほんとに

 

多種多様で

 

 

大学の教授

 

弁護士

 

医者

 

看護師

 

YouTuber

 

庭師

 

コック

 

どこかの社長

 

スポーツ選手

 

 

アーティスト

 

 

小学生

 

 

中学生

 

 

高校生

 

大学生

 

フリーター

 

ニート

 

既婚者

 

独身

 

バツイチ

 

バツ

 

 

宇宙飛行士

 

パイロット

 

船長

 

漫画家

 

介護士

 

引退後の老夫婦

 

同性カップル

 

異性カップ

 

夫婦

 

こども

 

おとな

 

なんでもないひと

 

 

サモエド

 

活動家

 

投資家

 

ラーメン屋

 

 

デザイナー

 

先生

 

農家

 

 

芸能人

 

小説家

 

カメラマン

 

映画監督

 

 

サラリーマン

 

引きこもり

 

 

 

とまあ、あげればキリがない。

 

 

 

マンションの外に出れば

 

みな それぞれの関係を持ち

 

それぞれの顔を持ち

 

 

それぞれの立場を持ち

 

 

それぞれの居場所をもつ。

 

 

 

ない人もいるが。

 

 

 

がしかし、

 

 

一歩、

 

ステキな門番さんに迎えられて

 

マンションの敷地内に入れば

 

 

みな

 

 

“ただのヒト”になるのである

 

 

 

とても

 

素直で

 

優しく

 

それぞれに

 

独特の世界観を持った

 

“ハダカ”のニンゲンになる

 

 

 

ただ存在し合うことを 

 

感じ

 

喜び

 

 

振動し合う。。

 

 

 

 

じぶんのいえで

 

 

たったひとりの時間をすごすとき

 

 

 

ほかのどこかで

 

 

同じように いまを生きている

 

 

ヒトがいることを

 

 

どこかで感じる

 

 

 

ちゃんと孤独だが、

 

なぜだか 嬉しくなる

 

 

 

 

 

廊下ですれ違うとき

 

たとえ

 

あいさつも

 

会釈もなくとも

 

 

なにかを、感じ合って

 

嬉しくなったりもする

 

 

 

 

こんなにも

 

ヒトが

 

いるのに

 

 

マンションの中は

 

静かで

 

風が通り

 

 

心地よく

 

 

わたしは

 

 

わたしに寛ぐことができる

 

 

 

 

マンション内にあるバーで

 

夜景を眺めながら

 

薄いガラスでおいしいビールを飲むのが

 

 

わたしは好きだ

 

 

 

隣り合った人 と 話が深まることもあれば

 

たったひとりで

 

洗練されたバーテンダーさんの

 

動作を眺めることもある

 

 

 

 

 

マンション内にある

 

レストランで

 

宴が巻き起こることもある

 

 

わたしは

 

 

そこに入るのも

 

そっと抜け出すの好きである

 

 

 

 

このマンションで

 

いちばん好きなところは

 

天然の木でできたホールに

 

ステージがあり

 

 

 

マンションの住人が

 

それぞれに

 

それぞれの

 

 

うたを歌っている 光景に

 

 

出会えることである

 

 

わたしも

 

ステージに上がるのが

 

 

大好きだ

 

 

 

 

その人のうたは

 

その人を

 

感じるステキな方法だなぁって

 

 

いつも思う

 

 

 

マンションに入れば

 

みんな

 

“ハダカ”の“ヒト”になるけれど

 

 

それでも

 

もっと

 

 

それぞれのヒトの中に

 

無限にひろがる宇宙を

 

より

 

豊かに

 

感じることができる

 

 

 

 

同時に

 

あの人がわたしであり

 

わたしがあの人である

 

という

 

 

なんともいえない

 

すてきな心地にも

 

 

なったりする

 

 

 

うたはすごい

 

 

 

 

 

〜〜〜

 

 

わたしにとって

 

この世界が

 

まんまるマンションで

 

 

ありますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャンプファイヤーうぇでぃんぐ🌈

ぱかーーーーーーん✨

 

と開いた 重厚な 木製の 扉。

 

 

その奥には 真っ青な 空

 

空とは 少し違った 真っ青な 海 

 

 

 

その真ん中に 立っているのは

 

人生史上 もっとも 白い 

 

シルクのドレスを纏った 女神。

 

 

頭には シロツメクサの 花冠が。。

 

手には 女神の 空気感 そのまんま の

 

野に咲く おはな の 花束が 

 

 

 

あまりにも 輝いている

 

あまりにも 煌めいている

 

 

おとうさんの腕に 手をかけて

 

嬉しそうに

 

恥ずかしそうに

 

切なそうに

 

 

涙を滲ませた 女神の 涙が

 

キラキラ やわらかく 輝いている

 

 

 

いろいろ あったよね

 

おとうさんとも おかあさんとも

 

いろいろ あったよね

 

 

それでも そのすべてが癒されて

 

ただ愛に戻ってきた  

 

ただ ただ 屈託なく笑う 

 

そんなところに 戻ってきたんだね

 

 

 

女神の やさしく 少し控えめな

 

声が

 

歌い出す

 

 

歌いながら

 

揺れながら

 

 

こちらに向かって歩いてくる

 

 

 

長く

 

険しく

 

そして 楽しかった

 

道のり を

 

もういちど 歩き直すみたいに

 

 

楽しそうに

 

悲しそうに

 

幸せそうに

 

 

歩いてくる

 

 

 

女神の 家族が

 

わたしの 家族が

 

 

女神のともだちが

 

わたしのともだちが

 

 

わたしたちの 虹の家族 が

 

 

満面の笑顔で 

 

涙に包まれて

 

祝福している

 

 

お空から

 

天から

 

祝福の うた が 聴こえる

 

 

 

森 や 海や 動物や おはなたち から

 

祝福の ささやき が聴こえる

 

 

 

女神の中から

 

わたしの中から

 

 

喜びの うたが 聴こえる

 

 

 

わたしたちは 大好きな みんなの前に

 

ふたり並んで 立つ

 

 

 

手を繋いで すんっ と 立つ

 

 

初めて 手を繋いで歩いた

 

女神の故郷の 川沿いの 道を思い出す

 

 

あのとき かいだ におい を感じる

 

あのとき 感じた 心地よい 風を感じる

 

寒空の中 感じた あの手の感触を

 

あたたかさを

 

喜びを 思い出す

 

 

ああ、やっと、やっと、あの瞬間に

 

帰れたんだ。。。

 

 

あのとき とは 大きく変わった

 

女神 と わたし

 

 

それでも 変わらなかった ふたりの真ん中を

 

貫いていた なにか。

 

 

 

 

また いっぱい ネタ集めしちゃったね

 

いろいろ 体験しちゃったね

 

 

ただいま

 

おかえり

 

 

 

時空を超え

 

痛みを超え

 

 

やっと やっと だね。。。

 

 

 

これから ふたりで 創っていこう

 

たった ひとり と

 

たった ひとり で

 

 

その 織りなす おと を

 

軽やかに

 

伸びやかに

 

鳴らしていこう

 

 

 

もう、大丈夫

 

わたしは わたしに もどった

 

わたしの まんなかに 

 

 

 

 

もう大丈夫

 

待たせたね

 

 

これまで 全方位から 

 

導き 助け

 

 

どんなときでも ともにいてくれてありがとう

 

 

やっと やっと 気付いたんだ

 

あなたの 輝きは

 

わたしの 輝き だということ

 

 

だから これからは もう

 

迷いなく 全力で あなたの輝きを

 

喜べる

 

あなた が 輝きを増すたび

 

どこかへいなくなってしまいそうで

 

しがみつきたくなっていた

 

わたし とは お別れ できたんだ。。。

 

 

 

 

わたしを真ん中とする まる 

 

女神を真ん中とする まる

 

 

ふたつが

 

やわらかく

 

溶け合って

 

 

 

大きな大きな広がりを生んでいる

 

 

 

 

 

 

 

外に出れば

 

外は もう 美しい 藍色

 

 

星が煌めき

 

月が輝いている

 

穏やかな 波の音が 聴こえる

 

ここちのよい 風が吹く

 

 

 

みんなで 囲むのは おっきなキャンプファイヤー

 

 

料理の大好きな ともだちたち が

 

さまざまな お料理を 創っている

 

キャンプファイヤーに種火を もらって。

 

 

バーテンダーの ともだちが 美しい カクテルを創る

 

透明な冷えたカクテルガラス に さまざまな いろが注がれ 

 

涼やか な みずのたま が 

 

キラキラ 輝いている

 

 

ふたりの大好きな ともだち が

 

ギターを弾き 歌いはじめる

 

ふたりへの

 

地球への

 

宇宙への

 

祝福のうた

 

 

ああ、ずっと この歌声に 励まされ 癒され

 

歩いてきたんだ

 

ありがとう が 溢れてくる

 

 

 

またまた ふたりの大好きな ともだち が

 

グランドピアノを弾きうたう

 

 

ああ、わたしはずっと、

 

この場で彼女のピアノを聴きたかったんだ

 

おとだまが 

 

ふたりを

 

みんなを

 

力強く やさしく 抱きしめる

 

 

つぎから つぎから

 

うたいはじめる

 

 

大好きな ひと ひと ひと

 

これまでに

 

いろいろあって いったんは 離れた ひと もいる

 

長い間 拗れてしまっていた ひと も いる

 

 

うたうのが おしごとのひともいれば

 

人前で うたうのが はじめて のひともいる

 

 

みんな 声を震わせて

 

いのちを 震わせて 幸せそうにうたってる

 

 

ああ、

 

すべてのものが

 

真ん中から

 

結び直されている

 

 

それが 嬉しくて 嬉しくて 嬉しくて

 

ちょっぴり

 

怖くなるくらい

 

 

 

 

炎を囲んで

 

みんなで 踊る

 

 

心のままに

 

身体のままに

 

踊る うたう おどる うたう

 

 

 

ますます 星が煌めいてゆく

 

ますます月が 輝いてゆく

 

なかよしの手と手

 

おひさしぶりの手と手

 

はじめましての手と手

 

が結ばれて

 

繋がれて

 

 

そのあたたかさが

 

まあるく 広がる

 

 

嬉しいねぇ 

 

嬉しいねぇ

 

嬉しいねぇ

 

 

声にならない おとが つぎからつぎから

 

あふれてる

 

 

 

 

ああ、これが見たかった、感じたかった

 

地球のすばらしさ だ。

 

そう、はっきりと思い出す。。

 

 

 

 

つぎは わたしの番だ❗️

 

大好きな ともだちに 創ってもらったうたを

 

大好きな ともだち の ピアノに乗せて

 

 

胸いっぱい

 

身体いっぱい うたう

 

 

ああ、なんて気持ちいいんだろう

 

深く息を吐き出すように

 

声を出すたび

 

涙が溢れる

 

いろんなものが お空に帰ってゆく

 

痛みの数々が癒されてゆく

 

喜びに染まってゆく

 

 

泣いてしまって ところどころ うたえなくなる わたし

 

すると ふっと感じる 女神の手の感触

 

背中に感じる 優しい さすさす

 

そして

 

そのスペースに みんな の うたごえ が

飛び込んでくる

 

大好き な 声が おとが

 

つぎから つぎから 聴こえてきて

 

折り重なってゆく、、、

 

 

 

そのたびに わたしは

 

みんなに 抱きしめられる。。。

 

ああ、ここだ。

 

ここが わたしの 世界の真ん中なんだ、、、

 

 

そう はっきりと 思い出す、、、

 

 

 

 

つぎはもちろん 女神の番

 

知らない間に うまくなったギターを弾き

うたう

 

女神自身が 創った 女神のうた

 

 

繊細で 優しい 大好きな うたごえ

 

離れていた間の 女神を知る

 

おとが 響きが 教えてくれる

 

 

ああ、そうだったんだね

 

ああ、そんな道を歩いていたんだね

 

 

 

もう 胸が いっぱい だ。。

 

 

 

さて、これでお開きだね、というときに

 

おともだちから の サプライズ

 

 

ふたりのうたを創ったんだよ❣️

 

 

はじめての ふたりのうた

 

出会った その頃から

 

ずっとずっと ふたりを見てきてくれた ひと

 

一緒にいるときも

 

お別れしてからも

 

断絶してるときも

 

 

 

 

いちど おともだちが うたってくれて

 

今度は ふたり で

 

そして みんなで

 

 

何回も 何回も 何回も

 

歌ってしまう

 

 

ふたりのこれまでを

 

いまを

 

これからを

 

うたう うた

 

 

それは すべての いのちを祝う

 

喜びのうた

 

 

それぞれの

 

いらなくなった ものが

 

声となって

 

お空に帰ってゆく

 

 

喜びに 溢れた ひと の 集う

 

場は  

 

無数のいろが 馴染みあった

 

ひとつの 大きな 光の たま のよう

 

 

あ、 元気玉 って こーゆー感じなのかな?

 

 

 

、、、

 

 

 

さあ、

 

ここから 新たなる船出です

 

 

わたし が ひとり 集めてきた 

素晴らしく 美しい 闇の 数々

 

女神 が ひとり 集めてきた

色鮮やかに 煌めく 光の 数々

 

一緒にいても

離れていても

 

ふたりで 集めてきた 闇も光もない

いのちの 煌めき の 数々

 

 

ぜんぶぜんぶ抱きしめて 

みんなとシェアして

 

まだ見ぬ明日に 繰り出そう

 

 

想像もつかない 瞬間と 何度も何度も

 

出会っていく  

 

そんな冒険の旅

 

 

やすらぎの ふかふかおふとん と ともに。

 

 

 

 

ああ、

 

今夜 の ふたりの時間が

 

待ち遠しくなってきた。。。。

 

 

 

そろそろ お開き。

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まあるい村の まんなかの おうち 〜おはなし〜

「まあるい村の まんなかの おうち 」

 

 

 

暖炉を囲んで 座り心地のよいソファが 大きなコの字に連なって

 


高い天井には大きな天窓

 


昼には透明 夜にはオレンジ色の 

 


ひろびろとした 空間

 


もふもふ猫ちゃんが うろうろ まったり

 

 

 

 


その空間をぐるっと囲んで住人たちの部屋の並ぶ 廊下が ぐるっと。

その空間を見下ろすように 2階の廊下が ぐるっと。

 

 

 

 


2階の廊下 にも 住人たちの 部屋が 並びます。

 


地下には

 


おもしろい 本が たっくさん

詰まった

秘密基地みたいな図書館の部屋も

ありますよ。

 

 

 

二階の住人は 部屋から 一歩出ると 柵に手をかけて

 

 

 

暖炉を 囲んで 寛ぎ 笑い合い 時にはケンカしている

 


ほかの住人たちを 見下ろすことができます

 

 

 

 


輪に加わらず さまざまな光景を 微笑ましく 見つめたり

 


階上から 輪に加わったり

 


その 距離が また 心地いいのです。

 

 

 

 

 

 

オレンジ色の 真ん中の 暖炉の 空間

 


その うしろには 長い一枚板の バーが あり

 


その奥に よく 光と 風の入るキッチンが あります

 

 

 

 


料理が 好きな 住人が 

 


焼き鮭定食 やら ピッツァ やら スパイスの効いたアジア料理やら 

 


タパスやら 

 


なんやら かんやら 作ります

 

 

 

お酒の 好きな 住人が 

 


すんばらしい生ビールを注ぎ 

 


色とりどりの カクテルを 作ります

 

 

 

外にはうっとり緑の美しい 芝生の ひろーいお庭が広がり

 


それを囲むように

 


さまざま 種類の 樹木が並びます

 

 

 

レモンやら 琵琶やら 果物の木だって あるのですよ

 

 

 

時期時期で 緑の なかに ポツポツ 赤や 黄色が 見えるのは

 


なんだか ウキウキ 嬉しいのです

 

 

 

 


お庭の一角には まあるく おもしろ美しくデザインされた 畑が あって

 


大地 と 太陽 と 雨 と 風

 


そして  

 


種と 住人たち の 楽しい気持ち を 栄養にして

 


すくすく お野菜 や ハーブたち が 踊り 育っています

 

 

 

 


お庭には 真っ白な ヤギさんがいて もぐもぐ 草を食べています

心のままに 芝刈りを してくれているようです

 

 

 

みんなのアイドル 豆柴ちゃんと とっても 仲良し

 

 

 

 


お庭には リスや 狐や 鹿 や フクロウ などなど などなど

野生の 動物さんも 訪れますが 

 


ヤギ とも 豆柴とも お庭とも 住人たちとも 程よい距離感で

 


仲良しです

 

 

 

 


お庭の 木に張られた ハンモックに寝転んで 

 


そんなみんなと ともにする時間は とっても静かで 賑やかで

 


豊かな時間です

 

 

 

 


お庭の 真ん中に 近くの川から 透き通った水を引いた 水舟がありまして

 

 

 

この おうちの ぷち大浴場 や 1人用お風呂 台所 

 


使われる 全ての水も おんなじ川から 引いています

 

 

 

とっても きれいで パワーいっぱいの やわらかい お水さん は

 


住人たちを  

 


身体の 中から 外から

 


癒し 力づけます

 

 

 

どの 季節でも ぴったり心地良い 温度 で 魔法みたい・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな おっきな みんなの 集まる おうちを 真ん中に

 


森の 中を 小道が

 


水脈のように 流れています

 

 

 

 

 

 

その小道の ひとつひとつの 行き止まりには

 


小さな ひとり用の小屋

 


それより 少し大きな ふたり用の 小屋 たちが

 


ぽつん ぽつん と あります

 

 

 

 


真ん中の おうちの住人が ときどきひとりになりたいとき用の 共用の小屋もあれば

 


ひとり で

 


ふたり で

 


こども と

 

 

 

暮らす 彼ら専用の 小屋もあります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森の村の 住人たちは 

 


たまに

 


ひとによっては毎日

 

 

 

真ん中のおうち に

 


ごはん を 食べに 行ったり

 


ぷち大浴場に入りに行ったり

 


遊びに行ったり

 


するのです

 

 

 

 

 

 

そのさらに外側を グルーーーーーーーーーっと囲んで 街が広がります

 


そこに在るのは

 


ほんとに 多種多様な おもしろい お店たち。

 

 

 

 

 

 

そこに 住む人も ちらほら いますが

 


ほとんどは 真ん中のおうち や 森のおうち の 住人が

 


やってる お店です

 

 

 

 

 

 

外側の まる から 内側の まる に 近づいていくほどに

 


心の中が 静かに なっていくような

 


そんな 創りになっています

 

 

 

まんなかのおうちより 森のおうちの方が 静かになるような気がするのに

 


不思議ですね。。。

 

 

 

 

 

 

そんな まあるい ひとつの宇宙 みたい な 村。

 


自然も 動物も 人間も

 


ほんとに 色とりどり 面白くて 美しくて

 


素敵なところ 

 


ですが

 


 

 


そんな 美しい 世界を 眺めることより

 


もっと

 


住人たち の お気に入りは

 

 

 

 

 

 

住人同士 での 心のやわらかああああいところ での 触れ合い です

 

 

 

 


ハグをしたり

真っ直ぐ目を見て おはよう や おやすみ を言い合ったり

ただ隣に座って星空や暖炉の火を眺めたり

しっとり話したり

一緒に歌ったり 踊ったり

一緒に ごはんを作ったり 食べたり

一緒に お風呂に入ったり

一緒にお酒を飲んだり

 


、、、

 

 

 

ふとした ときに

 


ひとり の 心が ぽわっと 開いて

 


それに触れた ひとの 心も それにつられて ぽわっと 開く

 

 

 

そんな瞬間

 


流れる 気持ちのいい涙

 


ふっと軽くなる 身体の感覚

 


ぷわぁぁっと 広がる 視界

 

 

 

思い出す ひとつである こと

 

 

 

 


この 世界に 安心して身を預け ただただ 愛として

 


自由に 遊ぶ という

 

 

 

それぞれの 世界の 創り直し が 起こること

 

 

 

 

 

 

ひとの そんな瞬間に 触れた ひとにも

 


水の波紋 みたいに 

 


広がっていく

 


その感じ。

 

 

 

その 全てこそ 住民 みんなの お気に入り なのです。

 

 

 

 

 

 

 


新しく 住む ひと いれば

 


旅立っていく ひと がいて

 


帰ってくる ひと も いれば

 


巣立って もどる ことの ないひと も いる

 

 

 

 


だから、

 


住みたいひと が 住めない ということは 起こりません

 

 

 

いつも いつも  

 


ちょうど ぴったり。

 

 

 

 


いつでも 

 


心が向いたとき

 


身体が向いたとき

 


魂が向いたとき

 

 

 

訪ねてみてください

 

 

 

ただし

 


あなた次第で

 


いけることになるときと

 


いけないことになるときと

 


いきたくないのに いっちゃうときと

 


いたいのに いられなくなっちゃうとき が あるようです

 

 

 

 


じぶんの

心 と 身体 と 魂に

 


嘘のつきづらい そんな場所なのかもしれません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仁淀ブルーの仁淀川の水が

 


びっくりするくらい 透き通っていて きれい なのは

 


とても とても 天気の変わりやすい

 


ところだから だとか。

 

 

 

中を ころころ 転がる 石たちは 

 


みんな まんまる です

 

 

 

 


変化し続ける ということは

 


澱みを生まないの ですね

 


そして 全てを まるく していく。

 

 

 

 

 

 

まあるい村の まんなかのおうち は

 


そんなところなのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

変わること

 


お別れすること

 


 


とっても せつなくて さみしくて

 


わたしは 苦手 ですけれど。

 

 

 

 


“わたし”って 誰かって?

 

 

 

 

 

 

 


。。。

 

 

 

 

 

 

 


“あなた” ですか???

 

 

 

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バー「いまもなお」 ∞おはなし∞

 

距離 と 時間を 超えて

 

人が訪れるバーがあります

 

 

バーの主は

 

話を聞くのもなかなか上手ですが

 

自分語りが大好き

 

 

独特の世界観や

 

タカラバコみたいな体験談を

 

ころころ けらけら 

 

 

ときには しんみり 話します

 

 

どれがほんとで どれが創り話なのか

 

だれにも

 

ときには 本人にも

 

わかりません

 

 

 

 

 

 

 

爽やかなここちのよい風が吹き

 

青白くひかる

山々を見渡し

 

田畑 や 野原の 緑が鮮やかに広がる

 

妖精の住むような

 

ところ

 

 

空には 鷹?鷲?が優雅に舞い

 

牧草地には やぎ や おうま が

 

気持ちよさそうに走り回ってる

 

 

 

そこら辺の もくもく の森の こかげ

 

 

そんなところに

 

それはあります

 

 

なぜだか 

 

野生の動物たちも ちょくちょく顔を出します

 

 

 

 

 

青く澄んだ川を見下ろすように

 

少し迫り出した 木の香りする

 

バーのおうち

 

 

 

 

夜は満天の星 と

 

遠くに街の人々の暮らし煌めく

夜景も広がります

 

 

 

 

 

バーのおうちから 直接 川に向かって

 

石畳の階段で降りることができ

 

 

ビールやスイカを冷やしたり

 

水浴びをしたり

 

夏のお風呂にもなったり します

 

 

 

街の中にあるわけではないのですが

 

あちこちから

 

どこからともなく

 

 

ふらっと人が訪れます

 

 

とき も 場所 も 選ばず

 

ひとがくるのです

 

 

なぜ???

 

 

そして、

 

 

はじめまして でも はじめまして感はなく

 

なんだか

 

いつも

 

しっくり くるのですよ それが。

 

その存在を感知し合った瞬間に

 

心震えて

 

涙出ちゃうことだってあったりして

 

 

不思議不思議。

 

そして 当たり前。

 

 

 

 

屋内の オレンジ色の灯りの中で

 

ふかふかの仕立てのよいソファにすわり

 

ときには

 

もふもふまんまるな猫を膝の上にのっけながら

 

キラキラ光る

 

美味しいお酒を飲むこともあれば

 

 

 

川を見下ろす迫り出した

ひろびろ木製のテラスの席で

 

満点の星空の下

 

夜景を見下ろし

 

川の音の中で

 

焚き火を囲んで

 

乾杯することもあります

 

 

 

望遠鏡で

 

街の世界を 覗かせていただいて

 

楽しむことも。。

 

 

 

時には

 

ハンモックに身を任せて

 

なにも喋らず 

 

ただじっくり ゆっくり

 

飲むことだってあるのです

 

 

 

 

ひとの存在を あたたかさとして ほどよい距離に感じながら

 

味わう ひとり酒

 

 

ひとりとひとりで

静かにだったり

はしゃぎまくったり

語らい合う ふたりざけ

 

数人で主を囲んで

お話しに耳を傾けたり

やいのやいの言ったりの

囲み酒

 

 

みんなで焚き火を囲んで

 

お肉焼き

うたい

おどり

笑う

 

まつり酒

 

 

そのときどきで

 

バーの色合いは さまざまに かわります

 

たくさんの色を載せて

 

その色たちが さまざまな塩梅で混じり合う

 

パレットみたいに。

 

 

いろ を とく 水は

 

この世で最も美しい、

 

喜びのなみだ 癒しの涙 

 

 

 

 

 

 

 

ただ どんなときも まっすぐ変わらないこと

 

それは

 

それぞれの人間が

 

じぶん と 深く繋がり直す ということ

 

いろんなかたちで

 

それだけは なされているのです

 

 

 

 

 

 

 

 

あ。 

 

主の大好きおつまみは ポテト🍟 ですっ!

 

 

 

 

 

帰るのが難しいひと

 

帰りたくないかな というひと は

 

ひと晩泊まっていくこともあります

 

 

 

ひとり 静かに その晩の余韻を味わいながら

気持ちの洗われるような

麻のシーツに身を委ねて

ねむるひともいれば

 

残った数人で

お泊まり保育のように

お布団並べて

ねるひとも 

 

 

中には

主とふたりで眠ることを希望するひともいます

 

 

ごくごくわずかですけれど。

 

 

 

ひと と 触れ合うことの喜び

 

ひと と 繋がりながら 安心する

 

という感覚を

 

 

思い出したいのかな

 

 

 

ひとと心から愛し合う扉が開くひと

 

 

あり? わたしの 対のひと 同性だったやっ

 

となるひと

 

 

 

 

パートナーいらなかったやっ

 

と気付くひと

 

 

あ、一対一はわたしにはしっくりこないんだ と

 

思い出すひと。。

 

 

さまざま さまざま。

 

それも みずから との 繋がり直し ですね。

 

 

じぶん と 繋がること

 

ひと と 繋がること

 

自然 と 繋がること

 

宇宙 と 繋がること

 

 

まんまる に 繋がっている の ですね

 

 

 

 

 

あ、主には、

 

たったひとりの 対 の 生命体がおりまして

 

そのお方は 世界中を 縦横無尽に

 

飛び回っておりまして

 

ときには

 

そのお方が

 

バーのおうちに いらっしゃる こともございます

 

 

主とそのお方の

セットと出会う 訪れびと は

 

宝くじの一等のその上を

 

引き当てた

 

みたいなもんですね

 

 

だって ふたりの間に流れる もの

 

ふたりだと醸し出されるもの

 

ふたりで奏でている もの

 

ほんっと 美しくて あったかくて 

 

すんばらしいのですよ

 

 

 

 

 

 

 

そうでなくとも 一等賞 ですけどっ!

 

 

 

翌朝、

 

近くの湧水で 土鍋で炊いた おこげの

 

香ばしい香りする

 

ピカピカのごはんで

 

主は すてきな おにぎりを握ったりもします

 

 

一緒に 食べたり

 

道中用に持っていってもらったり。

 

 

それはそれは

 

不思議なパワーの

 

“宇宙なおにぎり”なのですよ

 

人間の掌というのは

偉大です。

(あんまりアルコール消毒しすぎると もったいないかもしれないですよ)

 

 

いつもいつも

 

主 も 訪れ人 も

 

バーのおうちも

 

動物たちも

 

山も

 

川も

 

森も

 

空気も

 

空も

 

宇宙も

 

泣き声も

 

笑い声も

 

各々の細胞たちも

 

はーとも

 

 

 

満ち満ち満ちたぶる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなバー「いまもなお」

 

今夜は月が綺麗です。

 

 

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