まんまるなおと

感じることを感じるままに。思いつくことを思いつくままに。

まると、虹色かぞく ∞おはなし∞

あるところに

 


おじいさんとおばあさんがいました

 


おじいさんはおばあさんでもあり

 


おばあさんはおじいさんでもありました

 

 

 

 


ふたりには

 


まる というこどもがおりまして

 


まるは

 


ある日

 


おじいさん∞おばあさんが

川で

遊んでいるときに

 


すいー すいーと

 


とても美しい青き川のみちを流れてきたのです

 

 

 

 


まるは ピンクもブルーも

ぜーんぶ折り重なったような

虹色のまんまる いのちです

 

 

 

ときには はたらく車が大好きだったり

 


ときには

 


アナ雪のお姫様になって喜んだりと

 


縦横無尽に

 


遊び 

 


ころころ ころころ

 


笑い転げながら

 


すくすくと大きくなりました

 

 

 

まるで

 


美しき川のなかを

 


踊り転がる まんまるな小石のように

 

 

 

 


たくさんの動物たち  

 


人間たち と 戯れながら  

 


愛し愛されながら

 


ぷくぷくふっくらと大きくなったのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


はて、

 


まるは

 


誰から生まれたのか?

 


そうお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが

 


まぎれもなく

おじいさん∞おばあさんの

 


愛の結晶として

 


美しく青き川を通じて

 


この地球にやってきたのです

 

 

 

おじいさん∞おばあさんが

 


柔らかく深く抱き合って

 


どちらがどちらなのか

 


その境目もよくわからないほどに

 


小さな無数の細胞たちが

 


響き合い

 


溶け合い

 


無数の彩りをはなつ

 


ひとつの

 


小さくて大きな 光のうごめきに

 


なったとき

 


まるは ここにいく と

 


地球への扉を開くことにしたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村の人々も

街の人々も

 


おじいさん∞おばあさんの

 


地球年齢や

 


おじいさんおばあさんが

ふつうぅに

こどもを迎え入れていないこと

 


から

 


とっても不思議な気持ちで

 


彼らを見守っているのでした。

 

 

 

まるは あんまりにかわいくて

 


まるといるときに 不思議で嬉しい発見が

次から次へとやってくるので

 

 

 

みんな おそるおそる それでも喜んで

 


まるに触れに行ってしまうようでした。

 

 

 

まる は 気の向くままに

 


いろんなおうちに

(ときには動物のおうちもね)

 


遊びにいくもので

 


ときには

 


しばらく

 


おじいさん∞おばあさんの元に帰ってこないこともありました

 

 

 

おじいさん∞おばあさんは

 


そんな時間を

 


ちょっぴり さみしがりながら

 


同時に

 


ふたりだけの愛の時間に

 


たっぷり浸って幸せなのです。

 

 

 

 

 

 

もしかしたら まるに 兄弟が来るかもしれませんね。

 

 

 

 


まる は お泊まり遊びが、おわると、

 


山盛りのお土産話を持って帰ってきます。

 


ほんとに面白おかしく話すので

 


おじいさん∞おばあさんは

 


いつもそのお話を楽しみにしているのです。

 

 

 

まる の 発見たちは

 


いつも おじいさん∞おばあさんに

 


新しい 世界を 

 


斬新な世界の捉え方を見せてくれるのでした。

 


まるの おはなしを 聞くたびに

 


ふたりは 大笑いし

 


ふと

 


また新しい2人に代わっていることに

 


気付くのでした。

 

 

 

 


ああ、これは “まるの学校だ”

 


いつまでもいつまでも 学び変化していく喜びの中を

 


2人は生きているのですね。

 

 

 

 

 

 

さて、

 


ご近所さんたちのこと。

 

 

 

 

 

 

人間とはこういうものだ。

 


男とはこういうものだ。

 


女とはこういうものだ。

 


〇〇才とは、こういうものだ。

 


家族とはこういうものだ。

 

 

 

妊娠とは 出産とは こういうものだ。

 

 

 

 

 

 

そういった

 


たくさんの

 


“こういうものだ”

 


が、

 

 

 

彼ら

 


(喜んで、虹の家族とでも、呼んでおきましょうか)

 


の存在により

 

 

 

ひとつ またひとつと

 


ひっくり返されていくのですが、

 

 

 

 


それはまるで

 


オセロの

 


白が黒になるように

 


黒が白になるように

 

 

 

パタパタパタと

 


小気味よくひっくり返っていくのです。

 

 

 

 


人間が本来持つ

 


無限の可能性に

 


どれだけ縛りを設けて

 


不自由に生きてきたのかということが

 

 

 

ひとつ またひとつと

 


つまびらかになっていく様は

 

 

 

それはそれは美しく

 


人々の目に

 


煌めきが戻っていく様は

 


何者にも変え難いほど

 


感動的な光景です。

 

 

 

 


虹の家族の3人が暮らす

界隈の

街や村では

 


一通り人々の目に煌めきが戻ったので

 

 

 

3人は

 


日本中を空飛ぶ くるま  で旅しながら

 


その存在を

 


伝播させていきました。

 

 

 

ただ、新しいひとや動物や 光景に会いに

 


遊びに出掛けているだけなのですけれど。。

 

 

 

もちろん、日本が終わると、世界です。

 

 

 

 


その瞳に

 


煌めきを取り戻した

 


色とりどりの人々と

 


日本各地の

 


世界各地の

 


美味しいものを 共に食べ

 


虹色に輝くお酒で乾杯し

 


歌い 踊り

 


そこにはいつも

 


焚き火がありました。

 

 

 

3人とも

 


焚き火が大好きなのです。

  

 

 

 

言葉はどうしたのかって?

 

 

 

なぜだか 通じてしまうのです

 


地球共通の

 


愛のおとめきコミュニケーションが

 


花開いているものですから。。

 

 

 

 


彼らは いまも 世界各地を

 


笑いいっぱいで

 


巡っています

 

 

 

おじいさんおばあさんは

 


たしかいま 230才だとか。

 

 

 

まるは

 


途中で数えるのをやめてしまったので

 


地球年齢はもはやわかりません。

 

 

 

そんなこと どうでもいいですものね。

 

 

 

 

 

 

さて

 


まだまだ続く

 


虹の家族の

 


物語ですが

 


あなたのイメージする

 


3人は

 


どんな風なのでしょう?

 

 

 

きっと

 


それぞれの思い描く

 


彼らは

 


無限大に  

 


あなた色に、

 


広がっていることでしょう。

 

 

 

あなたも もはや

 


虹の家族の一員です。

 

 

 

 


手と手を取り合って

 


踊る

 


家族の。

 

 

 

 

 

 

ああ、なんて たくさんの

 


いろが

 


この地球には

 


あるのでしょう

 

 

 

キラキラ キラキラ 

 


なんて美しいのでしょう。。